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夫の癌宣告から、辿り着いた二つの選択肢 〜 ひさみ ストーリー ⑨

ひさみストーリー Dec 24, 2020

夫の体調が良くない日々が多くなり、ある時高熱が出て救急で病院に行くと、このまま帰すわけにはいかないので入院するようにと言われました。

その日のうちにいくつかの検査をされ、次の日には医師から癌の宣告を受けました。
夫はすぐに自分の余命を尋ねます。医師からは治療するには手遅れだということ、緩和治療を行いながらも余命は10日ほどと聞かされます。


私は、マテリアルマインド(自我)で、夫が37歳で死ぬことを知ってからは、私が彼の死期のラインを動かすことができると信じていたので、自分が変えることができなかった現実に無力感を感じていました。


夫が37歳で死ぬことを知ってから、私のマテリアルマインドは
自分が彼の死期のラインを動かすことができると信じていた部分もあったので、自分の力で変えることができなかった現実に無力感を感じていました。

ふと夫を見ると、夫のマテリアルマインドのエネルギー循環が止まっっています。
「いつ死んでも悔いはない!人生は太く短くがいい。長生きはしたくない。」と口癖のように言っていた夫でしたが、実際に死を宣告されると、全然覚悟ができていない人のように動揺しているのがわかります。

彼は、頭の中の思考が完全にストップしている様子でした。

彼のマテリアルマインドのエネルギー循環が一瞬停止したように動きが止まり、エネルギーはとても小さくなり、背後からスピリットマインドがはっきりと現れてくるのがわかります。

その時私は、マテリアルマインドのラインは、初めからスピリットマインドのラインの中にあったということを理解します。

スピリットマインドが主役になると、この世界をみる視点が変わり
私達は皆、生きるという体験を楽しみたいという感覚を思い出します。

人は簡単に死を口にする傾向がありますが
それはマテリアルマインド(自我)が生んでいる言葉に過ぎません。
マテリアルマインドがスピリットマインドの中に収まる時、人は永遠ではない肉体を持って、この世界で生きることの尊さ、素晴らしさを思い出すことができるのだ、ということもわかりました。

実際、癌を宣告された後の私達のマテリアルマインドは、
時間の経過とともに恐れの性質が活発になり、個々に苦しみを超えていく時間が必要でした。
それぞれが自分の中で膨れ上がっていく恐れと向き合っていたように思います。

もがいて、もがいて、
もがききった後、マテリアルマインドの恐れの質がタイトにしぼられてきました。
それは、悲しみと不安、死(別離)への恐怖。

私は、夫を失う恐怖で悲しみと不安に支配され
夫は、家族を置いていく悲しみと不安、自分の存在が消えることの恐怖
を強く、強く、感じていました。

このような深い恐怖を感じ切れたのも、過去の私が鬱病になり、その時の「今」としっかりと向き合い自分軸を立て直してくれていたからだと思います。

そして、
私達が行き着いた先にあったのは、
2つの選択肢。

いつかやって来る死に焦点を当てて、恐れの中で残された日々を過ごすか。

今のに焦点を当てて、一緒に過ごす奇跡を感じながら日々を過ごすか。


もっとシンプルに、、、
日々愛を選ぶか、愛じゃないもの(恐れ)を選ぶか
ということ。

私たちは、愛を選びました。

彼にいつ死が訪れるかわからない状態の中で、
私たちは、毎日、

今を生きること、
奇跡を感じ続けることに集中しました。

 

毎日完結。次の日はリセットされた新しい日。

 


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